海中3m×3m四方ぐらいに尋常じゃないほどのイカの墨が漂っていた。こんな墨の量ははじめてで、ここで何が起きたのだろうかと想像していると、さらにびっくり!蒸気機関車のように、さらに墨をモクモクと吐き出しながら、この墨の壁から1杯のコウイカが飛び出してきた。
イカはいつも墨を吐いて相手の目をくらませている間に、どこか別の場所に消えているのが常なのだが・・・
天敵のウツボに襲われたのか、はたまたGWでにぎわうダイバーに蹴られてしまったのか・・・理由は分からないが、とても弱っていた。
墨を出し切ってしまったコウイカはもう隠れ身の術はつかえず・・・
中層でずっと動かずじっとしていた。